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赤ちゃん・高齢の家族がいる家の備え。一般の備蓄に足すものリスト
水と食料だけでは足りない人が、家族の中にいます。ミルク・おむつ・薬・入れ歯。赤ちゃんと高齢者それぞれに、一般の備蓄に足しておくものをまとめました。

「備蓄は3日分」の目安は、健康な大人を基準にしています。赤ちゃんや高齢の家族がいる家は、同じ3日でも必要なものが変わります。しかも、災害のあとに手に入りにくいものばかりです。
赤ちゃんがいる家
ミルク・水・おむつ
- 粉ミルクか液体ミルク。液体ミルクはお湯も水もいらず、停電・断水時に強い。常温保存で、賞味期限は半年〜1年
- 哺乳びんを洗えないときのために、使い捨ての哺乳びんか、紙コップで飲ませる練習
- 調乳用の水(軟水のペットボトル)。ミネラルの多い硬水より、軟水が勧められています
- おむつ:月齢により1日5〜12枚ほど × 日数。サイズアップを見越して少し大きめも
- おしりふき:おむつ替え以外にも、体を拭くのに使える
そのほか
- 離乳食のレトルト(月齢に合ったもの)とスプーン
- 母子手帳のコピー、保険証のコピー
- 抱っこひも。両手が空くので、避難のときにあると心強い
- ビニール袋と新聞紙。簡易おむつにも、ゴミ入れにもなる
高齢の家族がいる家
薬と、体の道具
- 常備薬は1週間分を別に確保する。処方薬は、かかりつけ医に「災害用に多めに出せるか」を相談
- お薬手帳のコピーをリュックに。避難先で薬をもらうときに必要
- 眼鏡の予備、補聴器の電池、入れ歯と洗浄剤
- 杖、歩行器、車いすの点検。避難経路を通れるか
食べ物
- かむ力・飲みこむ力に合わせた食べ物。おかゆのレトルト、やわらかい缶詰、とろみ剤
- 水分をとりにくい人には、ゼリー飲料や経口補水液
そのほか
- 大人用のおむつ、尿とりパッド。トイレに行きにくい状況が続くことがある
- 携帯トイレのうち、座って使えるタイプ(便座に置くもの)
- 連絡先のカード:家族の電話番号、持病、服用中の薬を書いて、財布や首から下げる
どちらの家にも共通すること
- 避難所に行くか、家に残る(在宅避難)か、あらかじめ家族で決めておく。小さな子どもや高齢者は、避難所の環境がきついことが多い
- 自治体の「避難行動要支援者名簿」への登録を検討する。支援が必要な人を、地域が把握するしくみ
- 近所に「うちには赤ちゃん/高齢者がいる」と伝えておく。いざというとき声をかけてもらえる
備蓄の見直しは、赤ちゃんなら3か月ごと(サイズや月齢が変わる)、高齢の家族なら薬が変わったときに。一般の備蓄より、見直しの回数が多くなるのが特徴です。
液体ミルクという選択肢
乳児用の液体ミルクは、お湯も粉の計量もいらず、常温で保存できます。断水やガスが止まったときでも、そのまま飲ませられるのが強みです。賞味期限は製品によって半年〜1年ほどなので、ふだんの外出で使いながら買い足すと、期限切れになりにくくなります。
哺乳びんを洗えないときに備えて、使い捨ての哺乳びんや紙コップもいっしょに入れておくと安心です。
量の出し方
- 粉ミルク・液体ミルク:1日の授乳回数 × 1回の量 × 日数。缶やパッケージの表示で計算する
- 離乳食:ベビーフードを1日3食 × 日数。食べ慣れたものを選ぶ
- 常備薬:処方薬は少なくとも1週間分の余裕を。お薬手帳はスマホで写真を撮っておく
- 高齢の家族の介護用品:おむつ・パッドは1日の使用数 × 日数に、少し多めを足す
必要な日数は、ほかの備蓄と同じく最低3日、できれば1週間が目安です。
参考にした資料
- 内閣府 防災情報のページ「避難行動要支援者の避難行動支援」
- 厚生労働省「災害時の乳幼児の栄養」
- 日本小児科学会「災害時の子どもの健康」


